この章では、運動を継続する前提で話をする。
低強度の運動
基本的にあまり息のあがらない運動。
ウォーキングなど心拍数が少しあがる程度。
このあまり負荷のかからない運動でも
脂肪の燃焼や代謝の改善が見込める。
挫折を心配するのなら、
この軽い運動から始めあると良い。
中強度の運動
最大心拍数の65%~75%の運動。
最大心拍数の簡単な出し方は
220ー(自分の年齢)
人によって少し変わってくるので
これはあくまで参考程度。
中強度の運動になると
グルコースを燃焼しだす。
この時の脳のメカニズムは
3つの成長ホルモン
- IGF-1
- VEGF
- FGF-2
が活発化&新生する。
VEGFが脳の【血液・脳関門】の透明性をあげ
成長ホルモンのなどの物質を通しやすくする。
【血液・脳関門】とは
フィルターみたいなもの。
そこでIGF-1やFGF-2の成長ホルモンが脳や体中を流れ出し。
色んな細胞を助け出す。
つまり、活性化する。
さらには、
エンドカンナビノイドという脳内マリファナも
体中を駆け巡り、痛みを緩和していく。
そして運動をしだすと
新しいニューロン(細胞)が誕生する。
新しいニューロンは
可塑性の天才である。
つまり
誕生してまもない子供と同じで
刺激などを吸収しやすい性質を持っている。
高強度の運動
心拍数は90%以上。
ほぼ全力。
この域になると無酸素運動に変化する。
この域に達すると
HGHという物資つが発生しだす。
HGHというのは、
研究者の間で、「若返りの泉」とも言われている。
脂肪燃焼はもちろん、
脳の容量を増やすとされている。
ただし、
体内にとどまるのは、
基本的には数分程度である。
鍛える事も可能で、短距離走選手のように
短い時間で、全力を出すようなスポーツをしてる人は
最大で、4時間滞在していたという報告もある。
運動はやらない意味がない。